こんにちは O’KNEEです。
このブログでは犬に関する内容の記事を書いています。
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僕の毛、一年中抜けるよ。
放っておいたらどうなるの?
犬は季節の変わり目などには大量の毛が抜けますよね。抜けたままの毛が体に残っているとダニ・ノミが発生したり皮膚の病気にもつながるので ブラッシングは大切な愛犬を守るための一つの手段と言えます。今回はこの記事で 犬のブラッシング方法と被毛タイプごとのブラシをご紹介します。
犬の毛の生え替わりについて
犬の毛がたくさん生え替わる時期のことを換毛期と言います。季節に適応するための衣替えです。ほとんどの犬には夏毛と冬毛があり 夏前の5月〜7月ごろと 冬前の11月〜12月ごろに生え替わります。
表面に見えるオーバーコート(上毛)と その奥に隠れているアンダーコート(下毛)の二層の毛で覆われています。これをダブルコートと言います。
これに対して被毛が一層のシングルコートもあります。シングルコートの犬種はほとんど換毛期がありません。長毛種は伸び続けるのでトリミングが必要になります。プードルやマルチーズなどが挙げられます。
ダブルコートの下毛(アンダーコート)は寒さに耐えるためのもので 短く細かい毛が皮膚を覆っています。上毛(オーバーコート)は太くてしっかりしています。
下の写真はダブルコートの短毛種・ラブラドール・レトリバーの春ごろの換毛期の写真です。
![夏毛](https://labber-soul.khcsurfdog.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG_6819-edited-1024x768.jpg)
![冬毛](https://labber-soul.khcsurfdog.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG_6820-1024x768.jpg)
秋から冬にかけて気温が下がると 寒さに耐えるためのアンダーコートが生えてきます。そして 春から夏にかけて気温が上がると 今度は体温調節のためアンダーコートが抜けてきます。抜けたアンダーコートはオーバーコートに中に残りやすいので ブラッシングで取り除いてあげる必要があるのです。
ブラッシングをする理由
ブラッシングをする主な理由としては
- 悪臭の原因や皮膚の病気に繋がる。
- ノミやマダニ 皮膚の疾患を見つけることができる。
- 血行促進とリラックス効果でストレス軽減できる。
- 家に中に落ちる毛が減り 掃除が楽になる。
といったことが挙げられます。
自分で体を舐めて毛繕いをするには限界があるので 私たちがブラッシングして取り除いてあげなくてはいけません。ブラッシングのおかげで皮膚の病気を少しでも防げたら 余計な治療費を払わずに済みますよね。ブラッシングはワンちゃんにも飼い主さんにもメリットがたくさんあるのです。
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自分ではできないのでお願いしますね。
ブラッシングの頻度は?
シングルコートの犬種には換毛期というものがありません。短毛種であれば毎日もしくは2〜3日おきのブラッシングで良いのですが 長毛種は毛玉ができやすいので毎日少しずつブラッシングしてもつれをほどいてあげましょう。
ダブルコートは短毛種・長毛種ともに毎日のブラッシングが大切です。換毛期は特に大量の毛が抜けますが 換毛期以外も毎日生え変わっています。一年中家の中で生活していると季節を感じにくくなり換毛期の期間がずれたり長くなったりするのです。
散歩に行くと虫や葉っぱがついてくることもあるので 散歩から帰ってきたときがおすすめです。「毎日少しずつ」を習慣にしてしまえばそんなに大変な作業ではなくなりますし「ブラッシングをしなかった日はなんだか気持ち悪いね」と思えてくるはずです。
被毛タイプ別 おすすめ犬用ブラシ
ブラッシングに使用する道具にもいろいろあります。シングルコート向き・ダブルコート向きのものもあれば 短毛用・長毛用もあります。
ここから いろいろなブラシを被毛のタイプごとにご紹介します。
シングルコートで短毛向きのブラシ
イタリアン・グレーハウンド/ウィペット/ドーベルマン/チワワ(ショートヘア)/パグ/フレンチ・ブルドッグ/ボクサー/ボストン・テリア/ミニチュア・ダックスフント(スムース)/ミニチュア・ピンシャーなど
ラバーブラシ…毛並みに沿って抜け毛を取り除きます。
「ペットアンドミー ラバーブラシ」はシリコン製で肌を傷つけません。洗いやすいのが特徴です。
獣毛ブラシ…柔らかな豚毛や猪毛などを使用しています。 仕上げに毛並みを整えて艶を出します。
「岡野製作所 高級豚毛ブラシ」はバンド付きで 握力を使わなくて済むので手が疲れにくくなっています。
シングルコートで長毛向きのブラシ
トイ・プードル/スタンダード・プードル/パピヨン/マルチーズ/ヨークシャー・テリア
スリッカーブラシ…毛並みに沿って優しくブラッシングします。毛玉やもつれがあるときはコームで他の毛をよけてからスリッカーブラシで少しずつほぐします。
「岡野製作所 ソフトスリッカーブラシ」はピンが柔らかく皮膚への負担が軽いのが特徴です。毛がフワフワになると評判です。
ピンブラシ…スリッカーブラシよりもピンが太く柔らかいので皮膚を傷つけません。毛玉やもつれをほどくのに使えます。反対側が獣毛になったタイプは仕上げの艶出しにも使えて便利です。
ラバーブラシ…スリッカーブラシを全体にかけたら ラバーブラシを毛並みに沿ってかけ死毛を取り除きます。
「ペットアンドミー ソフト 長毛用」は柔らかいシリコン100%なので肌の弱い子にもおすすめです。
コーム…仕上げに毛並みを整えます。
「岡野製作所 高級両目金櫛」は 粗目と細目が一体になっています。毛玉のほぐしや仕上げの使い分けや 被毛の太さの違う箇所にも使えるのでとても重宝します。
ダブルコートで短毛向きのブラシ
秋田犬/ウェルシュ・コーギー・ペンブローク/柴犬/シベリアン・ハスキー/ジャーマン・シェパード・ドッグ/ジャック・ラッセル・テリア/ビーグル/ブルドッグ/ミニチュア・シュナウザー/ラブラドール・レトリバーなど
手袋タイプのラバーブラシ…毛並みに逆らうようにするとアンダーコートを浮かせることができます。
「グルーミンググローブ」はマッサージ感覚でできるのでブラシに慣れていない子にも使えます。
スリッカーブラシ…細かいピンがアンダーコートもかき出してくれます。
「ドギーマン イージープロ 掃除簡単クッションスリッカーブラシ」は集めた毛をワンプッシュで押し上げるので簡単に捨てることができます。我が家では一番よく使います。
獣毛ブラシ…豚毛や馬の毛でできたブラシ。静電気が起きにくいので冬でも安心です。仕上げに使うとツヤツヤになります。
こちらも「岡野製作所 高級豚毛ブラシ」をおすすめします。サイズは小と中があります。
ダブルコートで長毛向きのブラシ
アメリカン・コッカー・スパニエル/ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア/キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル/グレート・ピレニーズ/ゴールデン・レトリバー/サモエド/シェットランド・シープドッグ/シー・ズー/チワワ(ロングコート)/日本スピッツ/バーニーズ・マウンテン・ドッグ/ビション・フリーゼ/ボーダー・コリー/ダックスフント(ロングヘアード)など
スリッカーブラシ…ピンのブラシでムダ毛や抜け毛を取り除き 毛並みを整えてくれます。
「ペティオ ポルタ ソフトスリッカーブラシ」はピンの先端に丸いラバーがついているので皮膚に優しく 被毛に入り込んだ草やゴミもかき出してくれます。
ファーミネーター…アンダーコートと抜け毛をかき出します。小型犬用・大型犬用・短毛用・長毛用があります。
コーム…仕上げに細めのコームで毛並みを美しくします。
こちらもシングルコート同様「岡野製作所 高級両目金櫛」をおすすめします。
ブラッシングのしかた
犬の皮膚は薄くデリケートです。皮膚を傷つけない強さで優しくブラッシングしてあげましょう。はじめはブラッシングを嫌がる子もいますので 嫌がらない箇所を見つけてそこから少しずつ慣らしていきましょう。肌に当たらないような毛足の短いブラシや ラバーや獣毛など柔らかいブラシから始めると良いと思います。
長毛種のブラッシング方法
毛のもつれを探しながら優しくスリッカーブラシで毛並みに沿ってブラッシングします。力加減に注意して肌に軽く押しつけるように行います。
毛玉があったら無理にブラシを通さず ピンブラシやコームを使って少しずつほぐしていきましょう。ダブルコートの場合は 全体にブラシが通るようになったらファーミネーターのような抜け毛取りブラシでアンダーコートを取り除きます。
仕上げに獣毛ブラシやコームで毛並みを整えます。
短毛種のブラッシング
シングルコートであれば ラバーブラシか獣毛ブラシで毛並みに沿ってブラッシングします。ファーミネーターやピンブラシは肌を傷つけやすいので使わないようにしてください。
ダブルコートであれば 毛並みに沿ってスリッカーブラシかファーミネーターで抜け毛を取り除きます。
シングルもダブルも 仕上げに獣毛ブラシやコームで毛並みを整えます。
まとめ
被毛タイプごとのおすすめブラシとブラッシングの仕方をご紹介しました。
ワンちゃんの中にはブラッシングを嫌がる子もいますので 少しずつスキンシップをとりながら慣れていってもらえればと思います。やりすぎもいけませんが 毎日少しずつでもブラッシングをする習慣をつけましょう。そうすれば心身ともに健康でいられますし 見た目も美しくカッコよくなります。
あとは 愛犬の肌質や毛質に合わせたブラシを選んでいってください。
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